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オッパブ放浪記ー出会いー

三年半前の冬。
まだクリスマスの余韻も残る十二月二十六日。
僕は一つ、大人の階段を上った。

その日僕は、当時働いていた職場の連中との忘年会に参加していた。
宴もたけなわとなり、参加メンバーも一人、そしてまた一人と減っていき、最終的に残った人数は六人。
総て三十歳を目の前にした大人なメンバーが残ってしまっていた。

そこで次はそんな大人達だけで飲み直すかとなった。
しかし田舎町で飲んでいた為、周りに良い店がない。
となると、おのずと選択肢は繁華街まで繰り出すしかなくなるわけで、六人揃って夜の街へ出張っていったのである。

夜の街。
煌々と明かりを放ち、夜も更けた時間とは思えぬほどの人だかり。
まさに不夜城。
加えて忘年会シーズンであることもも手伝ってか、普段よりも色めきたって見える。

そんな街にほだされてか、僕たちは当初の目的を失いつつあった。

「オッパブでも行くか」

一人が、そうのたまった。
一瞬にして場が凍りつく。
それもそのはず、そいつ以外は皆、風俗未経験なのである。
が、酒の力とはたいしたもので、戸惑いを見せつつも皆、了承した。

無料案内所で紹介された店に着いてみると、店の外に三名の客待ち。
意外にも、見た目での判断ではあるが、若者である。

そして着いた途端に前金を払う。
六千円。
高いのか、安いのか、わからない。
わからないまま財布から金を出す。

これで後戻りはできない。

体が小刻みに震える。
緊張からか。
否、緊張だけではない。

寒いのだ。
寒風吹きすさぶ年末の夜。
尋常ではない。
店に入るだけでこんなにも苦痛を伴うのであれば、もう帰ってしまおうか。

しかしそれはできない。
金はもう既に払ってしまっている。
ここは我慢だ。

三十分ほど待ったところで、やっと店の中に呼ばれた。

暖かい。
これだけで少し心が安らぐ。
これも店側の戦略なのであろうか。

と同時に、再び緊張が高まってきた。
「どんな娘が付くのだろう」
「どう接すればよいのだろう」
「どこまで許されるのだろう」・・・
そんなことばかりが頭の中を駆け巡る。

そこへ女の子がやってきた。

失敗だ。
明らかに失敗だ。

タイプじゃない。
というか、可愛くない。
決して不細工ではないが、可愛くはない。
折角金を払っているのだ、可愛いほうが良い。
何故可愛い娘ではないのだ。

僕は店に来たことを激しく後悔した。
この間約二秒である。

娘は席に付くなり緊張した様子もなく話しかけてきた。

「はじめまして」から始まり、僕への質問から自分の事まで、とめどなく話しかけてくる。
それがその娘の人柄なのか、訓練されたものなのかは解らぬが、徐々に僕は気持ちが高揚してきた。
それはYシャツにパンツ一丁という出で立ちがそうさせたのかもしれないが。

程無く、娘は僕の上にまたがり始めた。
そして冷えた僕の体に抱きつくのである。

温かい。

先程店に入ったときの「アタタカサ」とはまるで違うものである。

これは堪らない。
気持ちはどんどんと昂ぶっていく。

そしてYシャツの前ボタンを外し切ったところで高揚はピークを迎えた。

その後の描写は割愛させて頂く。

店を出た後、六人で反省会のような感じになったのだが、誰よりも一番テンションが上がっていたのは僕であった。
暫くの時間は興奮していたほどだ。

妙に冷静な他の五人を尻目に、「また行ってみたいな」と思う僕なのであった。

第二部に続く

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