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タイトル。それは後で決めよう3

その白いダウンジャケットの人物は、「収入源の分からないおっさん」でした。
そのダウンジャケットに鮮明に描かれた赤と2分前に通ったパトカー。

想像することはひとつです。

「収入源の分からないおっさん」が誰かを刺すか殴るかして、誰かを傷つけて逃走しているのではないか?
勿論、僕もそう思いました。

そう思ったので、警察に通報しようと思いましたが、万にひとつでも間違っていた場合のことや、後々警察からいろいろものを聞かれるのも面倒臭いと考えを改め、ただの興味で「収入源の分からないおっさん」の後をつけてみることにしました。
「収入源の分からないおっさん」がたとえ僕に気づいたとして偶然を装えば問題ないだろうと考えました。

僕はそっと「収入源の分からないおっさん」が歩いていった方向に進路をとり、おっさんの後を追いかけました。

100mばかりいったところの十字路で「収入源の分からないおっさん」の背中を発見しました。
おっさんは先ほどと変わらぬペースで十字路の一番細い路地を歩いていました。

僕は15mほど距離をとり、尾行を開始しました。
朝の11時ですから、人通りもないわけではないので、誰かがおっさんの服の異変に気づくのではと思いましたが、日中でも人通りの少ない路地です。
誰とすれ違うこともなくおっさんは歩いていきます。

15mの距離もこの路地では全く意味がありません。
おっさんが振り向いてしまえば、僕を容易に見つけることができます。

僕は思案した挙句、先回りすることにしました。
おっさんの歩いている路地の先は2車線の割と広い道路です。
今、おっさんが歩いている場所からそこまでに曲がり角がないことは、以前この路地を通った時に僕は知っていましたし、一昨日もスーパーの帰りに通ったので間違いありません。

僕は来た道をそっと引き返し、十字路までたどり着くと、全力疾走でおっさんとは別のルートで2車線の道路を目指し走り始めました。

靴をちゃんと履いていてよかったと思いました。




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