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夜尿紳士 第三話 「試練!社員旅行」

書き手:イトウ

またまたエンデを読みました。表紙や挿絵もエンデ自身らしいです。さすが画家の息子。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
(1976/09)
ミヒャエル・エンデMichael Ende

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児童書。対象年齢は小学校高学年以上と書いてあります。
時間をめぐる物語。
作品に込められた現代文明への批判などは、やはり児童向けだからかややストレートすぎる気がしましたが、子供に「時間」というものを感じてもらうにはエエ物語かもしれません。

僕も詳しく勉強したことないんで、なんとなくで書いてしまいますけど、「時間とは?」という謎に現在最も果敢にアタックしている学問分野は多分物理学ですよね。哲学はこれまた勝手なイメージですけど自然科学から派生した感じがするので、この物理学と近いかな、と思うんですよ。
で、もう一つ全く別の方向からアプローチしているご様子なのが文学という学問です。

将来「時間」という謎を論理的に解明(説明)するのは物理学なのかもしれませんが、専門知識を持たない多くの人々に対して腑に落ちる形で「時間」という謎の解答を提供できるのは文学なのかもしれんの、と思いました。なんで文学が学問たり得るのかが分かる気がします。

「時間というものには、はじめがあったいじょう、おわりもある。だがおわりは、人間がもはや時間をひつようとしなくなったときに、はじめてやってくるのだ」
「モモ」作中より引用でございます。

夜尿紳士 第一話 「電気毛布危機一髪!」

書き手:イトウ


自由の牢獄 (エンデ全集)自由の牢獄 (エンデ全集)
(2002/06/18)
ミヒャエル エンデ

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最近エンデづいていますが、これは大人向け短編集。
お気に入りの「夢世界の旅人マックス・ムトの手記」に登場する都市は諸星大二郎の名作「生物都市」を彷彿とさせる雰囲気です。

筒井康隆「旅のラゴス」、浅暮三文「ダブ(エ)ストン街道」など、「なぜ旅するかって?それはね…」系の話が僕は好きですね。

雑魚寝選手権

書き手:イトウ

舞城王太郎は好きな人は好きだけど、嫌いな人は蛇蝎のごとく嫌う、つまり極端に好き嫌いが別れる作家、というのがインターネット上で感じる世間の評価です、が、僕は特別好きでも嫌いでもありません。
ただ、文章が面白いのと、作品自体というより作品の取り扱われ方に話題性があるのとでついつい読んでしまいます。


好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)
(2008/06/13)
舞城 王太郎

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感想としては特に何もないんですが、驚いたのはこれが芥川賞の候補作になったらしいこと。
都知事が「題名からして気に食わねえ」と言ったらしく、その場面を想像してクスっとしてしまいます。
イタズラ小僧と校長、的な。

ところで舞城王太郎は正体を一切明かさない作家だそうですが、僕は正体は女なんじゃないかと思ってしまいます。

終わりという名を持つ男

書き手:イトウ


「鏡の中の鏡」が良かったので、エンデの代表作の一つを読んでみました。




はてしない物語はてしない物語
(1982/06)
ミヒャエル・エンデ上田 真而子

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本だからその本自体に書かれた物語には「果て」があるんだけど、読み終わった後に「果てしない物語」を発見できる仕組みになっています。

「けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときに話すことにしよう」っていうフレーズって昔から好きだったんですが、元ネタは多分この本ですね。物語の肝になっているこのフレーズの発明だけでも頭ナデナデものだと個人的には思います。

ところでエンデはドイツ人なんですが、ドイツ語でエンデ(ende)って「終わり」という意味らしいんですね。「『果て』しない物語」を書いた男の名前が「終わり」だったということが、これまたなんかグッときてしまいますよ。

ミヒャエル・エンデのお父さんエドガー・エンデはシュルレアリスムの画家で、これまた僕は好きです。

ちなみに僕が餓鬼の頃に流行ったネバーエンディングストーリーっていう映画の元ネタでもあるみたいです。ただ、エンデ自身があまりに原作と違うという理由で原作者から名前をはずしてもらったそうですが。

おでんを選んでいると眼鏡がくもる。





極限推理コロシアム
矢野龍王


を読みました。

クローズド・サークルという雪山山荘とか災害→孤立集団というような特定の人数から犯人を捜すというパターンの小説でした。

このパターンの小説も結構読みましたが、いつも状況の作り方に強引さを感じます。
たとえば、
偶然地震がくるとか(地震がこんかったら殺人はしない)
計画性を持っていても吊橋を落とすとか(どうやって犯人は帰るん?)
とまぁ、若干強引なわけです。

今回は、
いきなり理由なく誘拐されたという体でスタートです。
夜眠って、朝起きたら見知らぬとこに連れてこられてます。

うーん。
強引さ極まれりって感じです。

で、小説として純粋に推理を楽しめたのですが、脇に散らした謎の説明が一切ありません。
ということで、読後感は
「えっ、じゃけ、なんなん?」
と強く思います。

最後に「次のコロシアムに続く」とあるので、今回誘拐された主人公はまぬけにもまた誘拐されるんでしょう。

うーん。

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